看護師特定行為研修
看護師特定行為研修について
佐賀県初として2017年10月から看護師特定行為研修を開講しています。2023年4月現在で23名が研修を修了し、各々の部署においてフィジカルアセスメント、臨床推論など身につけた知識・技術を活用しながらチーム医療に貢献しています。
修得できる特定行為区分
術後疼痛管理関連 在宅・慢性期領域(4区分4行為)【年間スケジュール】
4月: 入講式、共通科目演習・実習、科目修了試験
10月: 区分別科目実習開始、OSCE実施、症例経験(1行為あたり5症例)、成果発表会
3月: 修了式
修了者の実績
術後疼痛管理関連:15名修了、在宅・慢性期領域:8名修了(2023年4月実績)- 活動場所 -
- ・外科系病棟
- ・内科系病棟
- ・外来
- ・特定施設
- ・老健
- ・訪問看護ステーション 等
修了者の声
川下勝利さん 第2期修了 所属:4階病棟
初めて薬剤の調整を行う時は、緊張しましたが、実際に調整を行ったことで、「痛みなく休めました」「動いても痛くないです」との声を頂いたり、痛みのコントロールができ、スムーズな離床につながった時などは、やりがいを感じます。 症例を重ねることで、少しずつ自信をもって投与量の調整ができるようになってきました。まだ判断に悩む時もあり、主治医にアドバイスをもらいながら実践しているところです。 |
重松かおりさん 第2期修了 所属:外来 役職:看護師長
外来診療の中で、問診・フィジカルアセスメント・臨床推論を活かしながら重症度・緊急度の判断を行いDrに素早く情報提供できるように実践しています。 また、看護師長として、スタッフの問診の質向上、適切な患者のトリアージの実践が出来るよう、日々スタッフ指導に取り組んでいます。 |
吉井朋代さん 第2期修了 所属:訪問看護ステーション
私は、訪問看護師に求められる機能として「アセスメント」が一番重要だと思っています。 在宅療養が継続できる身体状況や環境なのか。病状の変化が予測される状態なのか。緊急対応時に起こっている事象の推論など。 特定行為研修では、身体診察の技術や臨床推論の思考過程を学び、アセスメント力の強化に繋がる学びを得ました。 |